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522回目の岳の幟が行われました
2025/07/14
長野県上田市・別所温泉で、毎年7月15日に近い日曜日に行われる伝統行事「岳の幟(たけののぼり)」。
その壮麗で幻想的な風景が、訪れた人々の心を捉えます。
今回は、2025年7月13日(日)に開催された第522回「岳の幟」の様子を、写真とともにレポートします。

500年の歴史を誇る伝統行事

岳の幟は、室町時代・永正元年(1504年)に始まったとされる雨乞いの儀式。長い干ばつに苦しんだ村人たちが、夫神岳(おかみだけ)の九頭龍神に祈りを捧げたことが起源とされます。

現在では、地区ごとに製作された色鮮やかな幟が約50本、山頂の祠に奉納され、そこから温泉街へと下り、行列を組んで町を練り歩く壮大な行事へと発展。幟の彩りと踊り手たちの熱気に包まれ、別所温泉は一年で最も活気づく一日を迎えます。

昇り竜・降り竜が天を舞う

午前5時、別所温泉の出発点から山頂へ向かって登り始めた幟行列。竹竿に、家紋や願いが描かれた旗を結びつけ、険しい山道を登っていきます。

山頂の九頭龍神社での奉納を終えると、6時半頃、今度は山から町へと下る「降り竜」が始まります。幟が風に翻る様子はまさに天から舞い降りる龍のよう。観光客たちはその幻想的な光景に魅了され、シャッターを切る手が止まりません。

華麗な三頭獅子舞とささら踊り

幟の行列が温泉街に到着すると、今度は子どもたちによる「ささら踊り」、そして迫力の「三頭獅子舞」が登場。獅子舞は雄2頭・雌1頭の3体が舞い、五穀豊穣や無病息災を祈願。観客の目前で繰り広げられる舞は、ダイナミックで迫力満点!

ささら踊りの子どもたちは、花笠を頭に乗せ、竹の“ささら”を鳴らしながらリズミカルに舞います。小さな子どもたちが真剣な表情で踊る姿に、地元の未来を感じさせられ、思わず涙する観客も。

そんな歴史ある、雨乞いまつり、この先もずっと受け継いで残していきたいものです。