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第523回 別所温泉「岳の幟」幟をつくりました
2026/06/29
別所温泉の夏を代表する伝統行事「岳の幟」。
今年で第523回を迎えるこのお祭りは、室町時代の大干ばつの際、夫神岳の山の神に雨乞いをしたところ恵みの雨が降り、その感謝として各家で織った反物を奉納したことが始まりと伝えられています。500年以上にわたり受け継がれてきた、別所温泉の大切な雨乞いの祭りです。

温泉街に立ち並ぶ色鮮やかな幟は、このお祭りの始まりを告げる夏の風物詩でもあります。

毎年、別所温泉の各地域が役割を分担して準備を進めていますが、今年は南條旅館のある東大湯地区(大湯地区)が一番乗りで幟づくりと設置を行いました。

地域のみんなで竹を切り出し、枝を払い、反物を竹に結び付け、一本一本丁寧に仕上げていきます。暑い中での作業でしたが、「今年も始まるね」「もう少しこっちを持って!」と声を掛け合いながら、無事に幟を立てることができました。

温泉街に色鮮やかな幟が揺れ始めると、「いよいよ夏が来たな」と実感します。
そして祭り当日の早朝には、夫神岳の山頂で雨乞いの神事が執り行われます。この神事も、別所温泉を4つの地区に分けて毎年持ち回りで担当しており、今年は私たち大湯地区がその大役を務めます。

山頂で神事を終えた後、反物を結び付けた幟は山を下り、獅子舞やささら踊りとともに温泉街を巡ります。地域の人々の祈りを乗せた幟が風になびく姿は、別所温泉ならではの美しい夏の風景です。

今年もこうして幟を立て、祭りを迎えられるのは、これまで523回にわたり、この伝統を守り続けてくださった別所温泉の先人の皆さまのおかげです。

時代が変わっても、「この祭りを絶やしてはいけない」という想いを受け継ぎ、一年一年、大切につないできてくださったからこそ、今の私たちがあります。

私たちは、その長い歴史のほんの一場面を預かっているに過ぎません。

だからこそ、先人の皆さまへの感謝の気持ちを忘れず、この大切な伝統を次の世代へ受け継いでいくことが、今を生きる私たちの役目なのだと思っています。

別所温泉へお越しの際は、ぜひ温泉街を彩る幟をご覧ください。その一本一本には、雨を願う祈りと、523回受け継がれてきた人々の想いが込められています。

岳の幟の歴史や由来、祭りの見どころについては、
岳の幟保存会 公式ホームページhttps://takeno-nobori.jeez.jp/?utm_source=chatgpt.com)
で詳しく紹介されています。
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